行雲流水

エッセイ

珈琲は好きですか?

私は珈琲が好きだろう。“だろう”と言うのは、自分ではよくわからないからだ。
珈琲の香りは好きだ。いい香りがする。心が安らぐ。だが、味に関してはよくわからない。別段、美味しいと思って飲んでいるわけではない。とはいえ、毎日5杯近く飲んでいるのだから、きっと私は好きなのだろう、珈琲が。それに、飲んでいると妙に落ち着く。

そういえば、これと似たものがあった。煙草である。
喫煙していた時、煙草を美味しいと思ったことがない。煙草に関しては香りも嫌いだ。だが、なんだか吸ってしまう。吸うと妙に落ち着く。正体はわかっている。ニコチンという依存性のある物質のせいだ。それに身体にも悪い。

ネットで珈琲の成分について調べてみた。「カフェインには依存性があります。長期的に摂取すると身体に…」パソコンを閉じた。