行雲流水

エッセイ

どうやら風邪のようです

38℃の熱が出た。
年末か年始に、私は必ず風邪をひく。かれこれ10年近く続いている。私からしたら、年一度行われる催しのようなもの。今回は年始に催しがやって来た。

はじめは胃もたれからだった。昨晩食べ過ぎたのが原因かと思い、しばらく様子を見たが一向に良くなる気配がない。心配した妻は、祖父の代から愛用していると言われる『御陀羅尼助丸』を勧めてきたので服用する。

次に寒気が襲って来た。余りにも寒いので42度の湯に30分浸かる。上がるとフラフラしてきた。床で休む。

吐き気にも襲われる。我慢できなくなってきたので、そろそろ吐くかと意を決して身体を起こすとゲップが出た。吐き気が少し治まった。妻から「ゲップするといいみたいよ」と耳寄りな情報を入手する。それならばと、妻に炭酸水を買いに行かせる。ついでに、雪見だいふくもお願いする。

15分後、妻が買い物から戻る。何種類かある炭酸飲料の中から三ツ矢サイダーを選ぶ。一気に飲み干す。ゲップが出る。多分、少しラクになった。

雪見だいふくはいい塩梅になるまで放置しておく。溶けかかったあたりが一番美味しい。溶ける間暇なので、横になりながら近況をiPhoneで書く。書き終わり、雪見だいふくの様子を見てみる。ドロドロに溶けている。一番美味しくない塩梅だ。