行雲流水

エッセイ

クズばかり

夜遅い時間、とあるファミリーレストランに行った。この時間、どうしてもマナーの悪い客が集まるものだ。ソファーで寝る者、カードゲームをしてはしゃぐ者、色々いた。顔が小さくて可愛い娘がオーダーを取っている。彼女の顔には笑みがない。「どいつもこいつもクズな客ばかりだよ」という思いが顔から滲み出ている。わかる。私も君と同じ立場なら、愛想を振りまく気も起きないよ。クズの見本市だと思って接客するだろうね。ちなみに、私に向けてきた「お前もどうせクズなんだろ」という冷たい視線、とってもゾクゾクしたよ。ぼっきした。