行雲流水

エッセイ

少しずつ

小説を読むのは苦痛だが、エッセイは苦なく読める。理由は分かっている。小説は全ページを読まないと完結しないが、エッセイは数ページで一つの話が完結するからだ。同じ分量でも、細切れのほうが精神的に楽なのである。喩えるなら、小説は一口で食べなくてはいけない500gのステーキに対して、エッセイは一口ずつ食べられるサイコロステーキなのだ。

映画とアニメの場合も同じだ。2時間の映画を観るにはそれなりの覚悟がいるが、30分のアニメは気軽に何話でも観ることができる。気づけば2時間があっという間に過ぎている。

ちょっと考えてみた。
女の子とのデートも、1日に1人ではなく、1日に3人としたほうが楽なのではないか、と。

色んな意味で、もたないと思った。