行雲流水

エッセイ

雨と僕の胃袋

灰色の雲が空を覆い、ポタポタと小雨が降り続ける。
雨天がもたらすどんよりとした空気は、僕の気分にも厚い雲をかける。
そんな日は、決まって食欲が湧かず、胃袋をいっぱいに満たすことができない。腹八分目でも七分目でもなく、四分目、三分目止まりだ。今日はそんな日だ。軽めの食事に限る。

 

久しぶりにシリアルを食べた。
乾燥ココナッツを乗せ、牛乳をかけた。これが意外にもマッチした。

厚い雲間から、ほんの少し陽が差したようだ。