行雲流水

エッセイ

夢の中で

妻は朝から不機嫌だ。
どうやら、夢の中で私が妻をいじめたようだ。そのことについて朝から文句を言われている。
私は身に覚えのない罪を責められ続ける。ひたすら「ごめん」と言うしかない。妻には夢と現実の境はないようだ。
この不機嫌は妻が夜寝るまで続く。今晩、いい夢を見ますように。