行雲流水

エッセイ

妻がお気に入りのドライバー

妻は、ヤマト運輸のトラックが来ると慌ただしくなる。ドライバーに何かを手渡そうとするためだ。

夏には炭酸ジュースを、冬には温かい缶コーヒーを振る舞う。
ドライバーは3人ほどいて、日や時間によって担当が違う。妻は、その中でもK君がお好みのようだ。K君だけ何かを振る舞う率が異常に高い。

今日のドライバーはK君だった。妻は慌てて缶コーヒーを取りに行った。