行雲流水

エッセイ

やりました・・・。やったんですよ!必死に!

デリヘルを頼んだら写真と違う人が来た。男性なら一度は味わう苦い経験である。

1年ほど前、あるブログ記事を目にした。内容を要約すると、「風俗雑誌に載せる写真を修整するバイトをしていたけど、罪の意識に苛まれて辞めました」といったものだ。コメント欄には「お前の所為だったのか」「どおりで別人が来るわけだ」などの書き込みで溢れていた。写真と違った、想像と違ったといった経験は、デリヘルに限らず、誰しも一度や二度あるはずだ。そしてその経験はしこりとして一生残る。

つい数日前、私は「機動戦士ガンダムUC フルアーマー・ユニコーンガンダム (デストロイモード/レッドカラーVer.) 」を注文した。Amazonの商品写真を複数見たが、どれも組み立てられたガンダムUCが載っており、それを見た私は、「おぉ、完成しているタイプのプラモデルなのか」と思い即購入。だが、それは誤解だった。届いた商品を開けてみたら、ゼロから組み立てるタイプのプラモデルだったのだ。

知らない人のために言っておくと、「機動戦士ガンダムUC フルアーマー・ユニコーンガンダム (デストロイモード/レッドカラーVer.)」は、装備がやたらと多く、そのため、他のプラモデルよりも部品が数多くある。装備の多さに魅かれて買ったのだが、それがかえって仇となった。組み立てるのに、6~10時間かかると思われる。正直言って、そんな時間はない。

 
「頑張って組み立てようと努めましたが挫折しました」といったブログのネタにでもしようかと思ったが、それすら面倒臭くなった。最後のオチの台詞も決まっている。

「やりました・・・。やったんですよ!必死に!その結果がこれなんですよ!!パーツをばらして、組み立てて、今はこうして途方に暮れている!これ以上なにをどうしろって言うんです!!何を嵌め込めって言うんですか!!」←分かる人にしか分からない

ココナラで組み立てをお願いしてみようかな。