行雲流水

エッセイ

地元情報誌

2年ほど前から、我が家にも『リビングひろしま』が投函されるようになった。

投函される以前、「うちにはリビング入らないの?」と妻に尋ねたら、「うちは商圏に入っていないみたいだから入らないね」と言われ、少し寂しい気持ちになったのを覚えている。初めて『リビングひろしま』がポストに入っているのを見た時、ついにうちも商圏として認められたんだと思い喜んだ。妻にも「ついに我が家にも投函されるようになったぞ」と、なぜか自慢げに伝えた。

『リビングひろしま』は毎回欠かさず目を通している。特に役立ったことはないが、知っている人が載っているとちょっと嬉しくなる。たぶん、それだけのために読んでいる。