行雲流水

エッセイ

安心・安全

青汁が切れたため、ドラッグストアへ買いに行く。本当なら、馴染みの青汁をAmazonから注文して手に入れるのだが、あいにく被災地のため配送してくれない。そんなわけで、仕方なくドラッグストアまで足を運ぶこととなった。

ドラッグストアに来たものの、馴染みの青汁がない。さて困った。何種類もの青汁が並んでいるが、どれも似たか寄ったりにしか見えない。なぜどの青汁も、「安全」「安心」と異口同音のように謳っているのだろうか? 前提として、青汁は健康に良いものなのだから、安全とか安心は担保されているものではないのだろうか。昔、青汁業界に何か事件でも起きたのか。

似たようなパッケージ色に重なる売り文句。判断基準を一つしっかり持たなければ、青汁沼に落ちてしまう。とりあえず、配送が再開するまでの間に合わせなのだから、一番安いものにしようと決める。50袋1,000円があった。購入。今までで一番不味かった。でも、安全・安心の青汁。きっと身体にも良いはず。