行雲流水

エッセイ

お好み焼きと味噌

息子は、お好み焼きが大好きだ。
食事をするためにフードコートを歩いていると、息子は決まって「お好み焼き食べる~」と言い出す。「ほかのお店で食べようよ」と妻や私が言っても、首を縦に振らない。無理やりほかのお店に入ろうものなら、食事を一切口にしない。結局こちらが折れて、お好み焼屋で再度食事を取るはめになる。このパターンを過去何回も経験したため、今では息子が「お好み焼~」と言い出したら、素直に従うことにしている。もうすっかり広島県民人だ。

だが、私の長野県民人の血もしっかりと受け継がれている。息子は、味噌が大好きだ。濃い目のお味噌汁もすすんで飲む。おたふくソースの代わりに味噌を付けたら食べるのかと言う知的好奇心を私はいつか実行すると思う。