行雲流水

エッセイ

2017-01-01から1年間の記事一覧

ヒアリにご注意

ヒアリの生息エリアが拡大しているみたいだね。ヒアリが厄介なのは、増殖力と活動力にあるんだって。1日に2000個も卵を産むし、働きアリは他のアリより精力的に働くようだよ。そのうち、「ヒアリのように働け」と喝破する経営者も出て来るだろね。労働者から…

思想や価値観が違う人に対して、「馬鹿」とか「頭悪い」とか言うのやめようぜ

思想や価値観が違う人に対して、「馬鹿」とか「頭悪い」とか言って、相手の意見と人格を否定している人をSNS上ではよく見かけるよ。相手の考えやその考えに至った背景を少しでも理解しようとしない姿勢は、一種の思考停止だし、大人げない態度だと思うね。自…

裏表のない人間ですよ、私は。

「裏表のない人=いい人」みたいな印象ってあるよね。自分または相手が、裏表のある人間かどうかを知りたければ、FacebookとTwitterを見るといいよ。Facebookは建前、Twitterは本音の社会だからね。乖離しているほど裏表があるってことだよ。ちなみに私は、F…

クズばかり

夜遅い時間、とあるファミリーレストランに行った。この時間、どうしてもマナーの悪い客が集まるものだ。ソファーで寝る者、カードゲームをしてはしゃぐ者、色々いた。顔が小さくて可愛い娘がオーダーを取っている。彼女の顔には笑みがない。「どいつもこい…

少しずつ

小説を読むのは苦痛だが、エッセイは苦なく読める。理由は分かっている。小説は全ページを読まないと完結しないが、エッセイは数ページで一つの話が完結するからだ。同じ分量でも、細切れのほうが精神的に楽なのである。喩えるなら、小説は一口で食べなくて…

ラブホテルからデートをはじめるトーク術

※50%ぐらいの確率で使えるトーク術 男 「食事の時、好きなものから食べる、それとも嫌いなものから?」 女 「好きなものから食べるよー」 男 「好きなものから食べると、食事全体として美味しかったと思いやすいんだって。だから、幸せな食べ方なんだよ」 …

いっぱいいっぱい

漫画『はじめの一歩』でのベストマッチは何かと問われれば、私は「間柴VS木村」と答える。間柴のフリッカージャブを7Rまで耐えしのぎ、間柴の意識をボディーに向けさせた木村だ。そして迎える8R、意識がボディーに向いている間柴の顔面に木村は強烈なドラ…

名前の由来

誤った理解をしたまま覚えてしまったといった経験をあなたはお持ちだろうか? 武田鉄矢がDJを務めるラジオ番組「今朝の三枚おろし」で一冊の書籍が紹介された。語源を記した『白川静博士の漢字の世界へ』である。武田鉄矢はご存知の通り金八先生役を演じてお…

むりくり

日本文化の一つに「包む」がある。風呂敷で贈り物を包んだり、封筒でお金を包んだりと、日本人の生活に深く浸透している。食文化にもそれが表われている。「おにぎり」や「お饅頭」がそうだ。具を米や皮で包んでいる。こうした包む食文化があったため、日本…

冷水

アニメ『遊戯王』を何度かテレビで見たことがある。見るたび不思議に思っていたのだが、なぜ、カードキャラがダメージを負うたび、プレイターも一緒に「うわぁぁぁ」と叫び声をあげるのか。プレイヤーはダメージを受けていないはずである。この画を見ていて…

万人が魅入ってしまうもの

証明写真機のカーテンを100枚盗んだとして69歳の男性が逮捕された。私はこのニュースを見た時、可笑しさと悲しさが入れ混じった気持ちになった。この男性は一体何を思ってカーテンを収集していたのだろうか。盗んだカーテン100枚を眺めながら、悦に入ってい…

大きいほうだよ

「人は見た目が9割」この言説はおそらく真理だろう。見た目には、その人の美意識や粋、相手への気遣いや思いやりが表われる。外見は内面を映す鏡と言ってもいい。私の愛読書の一つに、ビートたけしの著書『浅草キッド』がある。本書の中で私が特に好きなのは…

加齢臭

「自分は無宗教」と思っている日本人は多い。それは誤解である。日本は世界一の宗教大国であり、誰もが宗教心を持っている。日本人の生活の中には、様々な宗教慣習や風習、そして言葉が溶け込んでおり、知らず知らずのうちに宗教心が養われているのだ。日本…

やりました・・・。やったんですよ!必死に!

デリヘルを頼んだら写真と違う人が来た。男性なら一度は味わう苦い経験である。1年ほど前、あるブログ記事を目にした。内容を要約すると、「風俗雑誌に載せる写真を修整するバイトをしていたけど、罪の意識に苛まれて辞めました」といったものだ。コメント欄…

桜吹雪

生まれ育った実家の近所に、馬を飼っているお宅があった。羊や鶏に猿も飼っており、時々、小熊を捕まえて来ていた。5歳ぐらいの私から見たら、そこはもう動物園に等しかった。そのお宅の亭主は、あっち系の人間との繋がりがあるのか、あるとき、私と弟に刺青…

村の勇者

最近の若い男は、性への関心が薄いようだ。彼女もいなければ性体験も乏しい。一説には、アダルト情報へのアクセスが手軽にできるようになったのが要因だと言われている。確かに、淫語を入力するだけでいくらでも画像や動画が見られるのは、性への距離が近す…

いつかはホームラン

男の子は小学生に上がる頃、人生で初めての二者択一を迫られる。「コロコロコミック」か、それとも「コミックボンボン」か。私はボンボン派だった。この時点で、女性の大半は話に付いて来れないだろうが、そんなことは関係ない。大多数の男性に通じればそれ…

学校へ行こう

後4日でバレンタインデーである。この日を澄ました顔で過ごす男子ほど、実はチョコが欲しくて堪らないものである。実は私、そこそこモテたほうだったが、ことバレンタインデーに関しては、いい思い出よりも、嫌な思い出のほうが印象強く残っている。中学1年…

ニンテンドークラシックミニ

大人に行きつけのbarがあるように、子どもにも行きつけのおもちゃ屋がある。私が小学生の頃、月に4回以上通ったおもちゃ屋ポニーがそれだった。店前にはカードガチャ4台があり、店内に入ればゲームソフト、プラモデル、ミニ四駆、ラジコンが山積みされていた…